ATOLL
12cm underground
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アトール France
 “フランスのイエス”なんていうキャッチ・コピーで知られるアトール。日本ではじめて紹介されたとき、このコピーが“熱烈な”イエス・ファンの反感を買ったとか買わないとか・・・。
 だが、イギリスの偉大なグループに例えられるのはやはりダテではない。『夢魔』を聴けばわかるが、メンバー全員がとてつもないバカテクである。
L'araignee-Mal 1975
組曲「夢魔」
Laraignee-Mal
1. Le Photographe Exorciste (8:17)
2. Cazotte No.1 (6:22)
3. Le Voleur D'extase (7:33)
4. Imaginez le Temps (6:43)
5. L'Araignee-Mal (5:12)
6. Les Robots Debiles (3:33)
7. Le Cimetiere de Plastique (6:21)
 アトールの最高傑作とされている2ndアルバム。
 1曲目「悪魔払いのフォトグラファー」がそのタイトル通りのドロドロ系なのでそっち方面を期待していると、2曲目はカンタベリー・ジャズ・ロックみたいなナンバーなのでちょっと意外。続く3曲目はイエスの「錯乱の扉」を彷彿させるちょっと複雑な展開の曲。
 4〜7曲目が一続きとなっており(LPのB面)、いわゆる組曲「夢魔」にあたる部分。静と動、美と混沌が複雑に絡み合って構成されるめくるめく世界観は、一度や二度聴いたぐらいではその全体像を把握しきれるものではない。そういう意味では“仏のイエス”といっても『こわれもの』『危機』などの分かりやすいイエスではなく、『海洋地形学の物語』『リレイヤー』などの難解なイエスに近い。
 組曲中の各曲を個別に聴いた場合、2曲目(アルバム全体の5曲目)「夢魔」が飛びぬけて印象的。シンプルだが一度聴いたら忘れられないようなインパクトがある。なお、この曲だけはイエスというよりピンク・フロイドっぽい。『狂気』に入ってそうな曲調だ。
★★★★★★(6)
last update:2005/04/01
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Tertio 1977
サード・アルバム
Tertio
1. Paris C'est Fini (5:56)
2. Les Dieux Meme... (7:33)
3. Cae Lowe (Le Duel) (4:49)
4. Le Cerf Volant (5:44)
5. Tunnel - Part 1 (5:46)
6. Tunnel - Part 2 (7:50)
 3rdアルバム。プログレ・バンドの多くは名盤を出したその次のアルバムでポップ路線に走って一気に堕落するのだが、アトールの本作品は例外的。『夢魔』のような大作こそないものの、収録されている全6曲はどれも粒揃いで質が高い。中でも1曲目「パリは燃えているか?」のデキは素晴らしい。後半で「ニューヨーク、ロンドン、トーキョー!」とシャウトしているが、一体どういうテーマの曲なんだろう?
 その他では、「トンネル(パート1、パート2)」が名演。メンバーが一丸となって繰り広げる白熱のインタープレイはかなり強力なものがある。特にギタリストがメチャクチャ上手い。
 個人的には『夢魔』より本作の方が好み。名盤。
★★★★★(5)
last update:2003/12/22
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