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| チェルヴェッロ |
Italy |
| オザンナのリーダー、ダニロ・ルスティッチの弟コルラド・ルスティッチを中心に結成されたグループ。活動期間は非常に短くたった1枚のアルバムしか残さなかった。 |
| Melos |
1973 |
1. Canto Del Carpo
(6:32)
2. Trittico
(7:17)
3. Euterpe
(4:31)
4. Scincine (T.R.M.)
(5:42)
5. Melos
(4:58)
6. Galassia
(5:47)
7. Affresco
(1:11)
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ダニロ・ルスティッチやエリオ・ダーナなどオザンナのメンバーが深く関わって製作されたという、チェルヴェロ唯一のアルバム。これ一枚で解散してしまったというのが非常に悔やまれる名盤である。水の神殿のような音空間を満たす全7曲はどれも妖しい美しさと狂気に溢れており、聴けば禁忌的な神々の宴を目の当たりにすることになるだろう。
なにかとオザンナの『パレポリ』と比較される作品だが、様々なジャンルの音楽を節操なくコラージュした『パレポリ』と違って音楽的な色合いに統一感があり、アルバムとしての完成度はこちらの方が高い。
ほとんどの曲が“静”に始まり“動”に終わるという構成で、“静”の部分は主にフルートとアコースティック・ギターが担い、“動”はサックスとE・ギターが担っている。そして“静”と“動”に渡り、各曲に例えようのない混沌と不安感を与えているのがヴォーカル。極端に抑揚のない歌唱法、イタリア語による歌詞、ロックっぽくない声質(特に“a”の音を伸ばしたときに特徴が表れる)、棒読みに近いメロディライン・・・などが相俟って、まるで古代人が歌っているかのような独特の雰囲気を醸し出している。
また、コード進行も異常なところが多い。3曲目「Euterpe」などは変態的コード進行に加えて拍子が1小節ごとに5/4、7/4と変るため、ギター・ソロを弾いているコルラド君はさぞかしやりにくかったに違いない。ちなみに彼はギター・ソリストとしてクレジットされており、随所に彼の熱いギター・ソロが登場する。特に5曲目「Melos」でのジョン・マクラフリン的な速弾きは感動的。
『パレポリ』が好きな人には自信を持ってお薦めできる名盤。他のオザンナ作品より先にこっちを買おう。また上で書いたとおり音楽的に統一感があるので聴きやすく、『パレポリ』が苦手な人にもお薦めできる。
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| ★★★★★★★★(8) |
| last update:2003/12/22 |
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