1. Halloween part I (a)Halloween Song (b)Tired Answers (c)Colours Of Childhood (d)Sorrow In My Dreams
(20:00) 2. Halloween part II (e)Lone Fantasy (f)Dawn Over Darkness (g)Misty Garden Of Passion (h)Fear Of Frost (i)Time
(19:10)
フレンチ・シンフォの最高峰と言っても過言ではない3rd。
内ジャケに綴られたバックグラウンド・ストーリーは非常に難解だが、ジャケット写真と合わせれば次第にその世界観が見えてくる。歪んだ愛情、絶望、死・・・。
LP時代の名残で「ハロウィーン・パート1」「パート2」と分かれているが実質は全1曲。アイルランド民謡「ロンドンデリーの歌」のスキャットにはじまり、フルートとメロトロンによる悲しい悲しいアンサンブル、初期クリムゾンを思わせるハードなギターとメロトロンの絡み、祈りのようなヴォーカル・・・とめくるめく展開をみせるが、どの部分にも言い知れない悲壮感が漂っておりそれが作品全体に統一感を与えている。
さらにバックグラウンド・ストーリーやジャケット・ワークが音楽と見事に一致し、加えて演奏・録音状態にも非のうちどころがないため、まったく恐ろしい完成度の作品に仕上がっている。これは単なるロックのアルバムではなく、一つのトータル的な芸術作品といって良いだろう。反感を恐れずに敢えて書くが、本作をしてパルサーは自らが目標としてきたピンクフロイドの最高傑作『狂気』を越えたのである。
内容に関して細かなことを書くと、「パート2」の5:00過ぎ(サブタイトル「Dawn over darkness」の部分)のギターソロが特に絶品。プログレ名ギターソロ・ベスト5に入れたいぐらいドラマチックで感動的な名演だ。また「パート2」ラスト付近ではソフトマシーンばりの偏執狂的変拍子リフもあり、演奏技術も一級品であることが窺える。