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| テンペスト |
United Kingdom |
テンペストは、ドラマーのジョン・ハイズマンによって結成されたロック・グループ。そしてあの超絶ギタリスト、アラン・ホールズワースがその音楽キャリアにおいて初めて本格的に参加したグループでもある。
ハイズマンは、もともとコラシアムという6人編成のバンドを率いていたが、そのバンドがギクシャクし始めたため、人数を減らして新しいバンドを作ることを考えた。それがこのテンペストだった。
ハイズマンは、コラシアムからテンペストにギタリストを連れてくるつもりだったが、トラブルがあってそのギタリストを首にしてしまう。その後釜として白羽の矢が立ったのが、当時まだ無名に等しかったアラン・ホールズワースなのである。
この起用によって一気に有名になったのだから、ホールズワースにとっては幸運だったといえる。だが、バンドを成功させたかったハイズマンにとっては不運だった。なぜなら、ホールズワースはひとつのバンドに長く留まるようなギタリストではないからだ。
実際、ホールズワースは1stアルバム1枚限りで脱退している。2ndはオリー・ハルソールという、これまたバカテク・ギタリストを迎えてなんとか製作したもののモチベーションの低下は否めず、ハイズマンはテンペストを解散させてコラシアムIIを結成する。
ちなみに、ホールズワースとハルソールの同時在籍の時期があり、その凄まじいライヴがブートレグで残っているので、興味があったら聴いてみてほしい。 |
| TEMPEST |
1972 |
 CoverArt: Fabio Nicoli1. Gorgons
(5:44)
2. Foyers of Fun
(3:45)
3. Dark House
(5:07)
4. Brothers
(3:41)
5. Up An On
(4:20)
6. Grey And Black
(2:32)
7. Strangeher
(4:10)
8. Upon Tomorrow
(6:41)
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1stアルバム。
グループ紹介にも書いたとおり、アラン・ホールズワースの本格的活動の第一歩。
ジャズ/フュージョン系のギタリストとして確固たる地位を築いている彼だが、そのイメージで本作1曲目「GORGON」を聴くと、あまりのギャップに驚くことになる。
それはまさしくハードロック。彼の重く歪んだギターサウンドでのコード弾きは今考えるとかなり珍しいが、要所要所でシングルノートのオブリガートが入るあたりは、現在にも通じる彼のソロイストとしての主張が見えなくもない。また中間には、全開の速弾きではないもののドリアンスケール中心の彼らしいギターソロがある。
他の曲は(1)のように派手ではないものの、佳曲揃い。(4)ではこれまた珍しいホールズワースのカッティング、(8)では彼によるバイオリンソロがフィーチュアされている。
話がホールズワースのことに偏ってしまったが、実際このアルバムは彼の出世作として語られることの方が圧倒的に多く、それはジョン・ハイズマンにとっては不運だったとしか言いようがない。ハイズマン自身のプレイもいいし、楽曲も粒揃いなのだが。 |
| ★★★★★★★(7) |
| last update:2004/03/05 |
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