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イエス United Kingdom
 5大英プログレの1グループ。また、シンフォニック・ロックグループの総大将。
1972年の『危機』以降、大作志向をあらわしていく。
 全メンバーともかなりのテクニシャンで、特に『危機』まで在籍したドラムのビル・ブラッフォードはその後多数の重要プログレグループを渡り歩くことになる。
 イエスは83年に『90125』をリリースし、その中の「ロンリーハート」を爆発的にヒットさせる。日本のカラオケにもあり、最近ではCMにも使われていた。だがそれはポップソングとしての評価であり、プログレの立場からすれば全く無用。
http://www.yesworld.com/
Fragile 1974
こわれもの
Fragile
CoverArt:
Roger Dean
1. Roundabout (8:35)
2. Cans and brahms (1:43)
3. We have heaven (1:40)
4. South side of the sky (7:57)
5. Five per cent for nothing (0:38)
6. Long distance runaround (3:29)
7. The fish (Shindleria praematurus) (2:43)
8. Mood for a day (3:02)
9. Heart of the sunrise (10:34)
 第4作目。代表曲「ROUND ABOUT」を収録しておりイエスの名盤の一つに数えられている。ただ、各メンバーによる小曲集といった色合いが強いため、アルバムとしての完成度には「?」がつく。ちなみに私のイエス初体験はここから。
 その「ROUNDABOUT」はイエス流ハードロック。プログレとしてはとても軽快で覚えやすく、歌も歌いやすい。プログレ初心者にはとっつきやすいだろう。
 ラストの「HEART OF THE SUNRISE」はライヴではおなじみの曲なのだが、「さあ、これから盛り上がるぞー!」ってところで「ジャジャジャーン!」と終わってしまうのがちょっと肩透かし・・・。
★★★★★★★(7)
last update:2003/12/22
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Close To The Edge 1972
危機
Close To The Edge
CoverArt:
Roger Dean
1. Close To The Edge (18:40)
2. And You And I (10:09)
3. Siberian Khatru (8:55)
 通算5作目にして、文句無しにイエスの最高傑作。全3曲という大作志向がここに花開く。駄曲なし。
 特に18分を越えるタイトルナンバー「Close To The Edge(危機)」は、全シンフォニック・ロックの頂点に位置するといっても過言ではない名曲。約17分の時を経てラストの“I get up, I get down”のくだりに至ったとき、それまで胸につかえていたものが洗い流され、天に上るような精神的高まりを覚える。それは長編小説を読破したときや、悪路を乗り越えて山の頂に立ったときの感動にも匹敵する。世に氾濫する単調なポップソングでは絶対に味わえない感覚だ。これがプログレと他の音楽の決定的な違いなのである。
 続く「And You And I(同志)」は、「Close To The Edge」の緊迫感と比較すると若干リラックスムードの牧歌的シンフォニック・ロック。メロトロンの洪水の中、ジョン・アンダーソンの透き通った歌声が高らかに木霊する中間部は神々しくさえある。ウミネコように鳴くスティール・ギターの響きや、ジョンのボーカルに応えるムーグの柔らかい音色が素晴らしい。
 3曲目「Siberian Khatru」はシンフォニックな前2曲から一転、アップテンポなイエス式ハードロック。こうした奇数拍子でのドラミングはビル・ブラッフォードの得意とするところだが、彼は本作を最後にイエスを脱退、キングクリムゾンに加入する。

 流行で音楽を選ぶ人にはお薦めしないが(そもそもそういう人に当サイトは無用なはず)、音楽と真剣に向き合う気構えのある人には是非聴いてもらいたい作品。音楽の神が降りたとしか思えない奇跡的な完成度である。
 この感動をプログレファンだけのものにしておくのはあまりにもったいない。一家に一枚!
★★★★★★★★★★!!!(10)
last update:2003/12/22
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Yessongs 1973
Yessongs
CoverArt:
Roger Dean
[disk1]
1. Opening (Excerpt from firebird suite) (9:36)
2. Siberian Khatru (2:55)
3. heart of the sunrise (6:40)
4. perpetual change (8:35)
5. And you and I-cord of life-eclipse-the precher the teacher-apocalipse (3:50)
6. Mood for a day (9:06)
7. Excerpts from the six wives of Henry VIII (11:36)
8. Roundabout (14:11)
[disk2]
1. Your Move / All Good People (7:10)
2. Long Distance Runaround / The Fish (13:39)
3. Close To The Edge a) The Solid Time of Change b) Total Mass Retain c) I Get Up I Get Down d) Seasons of Man (18:14)
4. Yours is No Disgrace (14:24)
5. Starship Trooper a) Life Seeker b) Disillusion c) Wurm (10:15)
 2枚組のライヴアルバム。このアルバムをイエスのベストアルバムに挙げる人は多い。
 内容は、まさにイエスの名曲のオンパレードである。手始めにここからイエスを聴き始めるのもいいかもしれない。ただライヴでは、「Close To The Edge(危機)」のラストの盛り上がりがイマイチ。最後の部分で強引に低いキーに移調しているのと、”Seasons will pass you by”という部分のメロディーがスタジオ盤と違うのが原因だと思う。おしい!
★★★★★★★★(8)
last update:2003/12/22
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Relayer 1974
Relayer
CoverArt:
Roger Dean
1. The Gates Of Delirium (21:54)
2. Sound Chaser (9:31)
3. To Be Over (9:04)
 通算8作目。大作主義はまだ続いており、ここもやはり全3曲。約22分の曲と、9分強の曲が2曲である。
 本作におけるベストチューンは1曲目「錯乱の扉」。しかし「危機」と比べると構造が複雑でとっつきにくく、大作に慣れた耳じゃないと22分聴き通すのは辛いかもしれない。ただこの曲ラストの幻想的なヴォーカルパートは感動的。
 アルバムジャケットが大変美しい。
★★★★★★(6)
last update:2003/12/22
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